【事例分析】不正アクセスで個人情報が漏洩──「DIFFERENCE」の事例から学ぶ3つの安全対策

【実例分析】不正アクセスで個人情報が漏洩──「DIFFERENCE」の事例から学ぶ3つの安全対策

出典:日経「不正プログラムによる、サービスの一部停止と個人情報漏洩の対応状況に関するお知らせ(第二報)」https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20250507532110/


2025年4月、オーダー業態「DIFFERENCE」で不正アクセスによる漏洩が発表されました。

株式会社コナカ|不正プログラムによる、サービスの一部停止と個人情報漏洩の対応状況に関するお知らせ(第二報)
引用:株式会社コナカ|不正プログラムによる、サービスの一部停止と個人情報漏洩の対応状況に関するお知らせ(第二報)
https://www.konaka.co.jp/ir/assets/2025/05/20250509_1.pdf

この記事では、この事件の再発防止策をヒントに Webやメディアを運営する私たちが取り入れられる3つの工夫 を紹介します。


なぜ個人情報が漏れてしまったのか?

被害にあったのは「オーダー詳細ダウンロード」という機能でした。
利用者が自分の注文履歴を見たり、ダウンロードしたりできる便利な機能です。

ところが、不正なプログラムによる大量アクセスが発生し、その間に個人情報が漏洩してしまいました。
システム会社が異常を検知して修正をかけるまで、わずか十数分。それでも影響は避けられなかったのです。

オーダー詳細ダウンロード

どんな対策がとられたのか?

今回の事件を受けて「DIFFERENCE」は再発防止に向けた追加対策を発表しました。
その中から、特に 私たちのサイト運営でも役立つ3つの工夫 を紹介します。

※関連リンク:【事例分析】Web関連の個人情報漏洩事件とその対策 – Web Privacy Guide

1. 個人情報を削除したデータにする

「残さなければ漏れない」。シンプルですが効果的な考え方です。
ダウンロードできるデータから 名前や住所などの個人情報を外す 仕様に変更されました。

  • 注文番号だけ残す
  • メールアドレスをマスキングする
  • バックアップにも不要な情報を入れない

2. データに有効期限をつける

次に導入されたのが 保存期間のルール化 です。
以前は半永久的に残っていたデータも、期限が過ぎたら自動的に削除される仕組みに変わりました。

これは、万が一漏洩しても 古いデータが山のように残っている状態を避ける 効果があります。

データに有効期限をつける

3. ダウンロード前にチェックをかける

最後のポイントは 照合テストの追加
データをダウンロードする前に「このリクエストは正当か?」を検証する仕組みです。

  • ユーザーIDとリクエスト内容を照合
  • ダウンロード回数を制限
  • 不審なアクセス元をブロック
ダウンロード前にチェックをかける

あなたのサイトでも起きうる?

今回の事件は「大企業だから起きた」話ではありません。
便利な機能があるところには、攻撃の目が向きやすくなります。

だからこそ、私たちができるのは “すべてを守る”ではなく“被害を最小化する”考え方 です。
まずは自サイトの保存データやダウンロード機能をチェックしてみてください。


まとめ:明日から取り入れられる3つの見直し

最後に、今回の事例から学べる3点をまとめます。

  • 不要な個人情報は保存しない
  • 保存データには有効期限を設ける
  • ダウンロード前に照合チェックをかける
3つの見直し

これらは、大掛かりな改修ではなく設定や運用ルールの見直しで始められるものです。
ぜひ、あなたのサイトでも “残す情報” と “残さない情報” の線引きを検討してみてください。

参考:個人情報保護委員会 https://www.ppc.go.jp/personalinfo/

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